ピクシブインターンにいってきたはなし

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初めまして。あきしゃんと申します。

8月の下旬、pixiv2019summerインターンに参加してきましたので体験記を綴りたいと思います。

 

 

参加動機 

現在デザインの専門学校に通っていますが、デザイナーになるというよりも

既存のキャラクターの版権をお借りしてグッズを展開する商品企画に興味がありました。

物質的な物が売れなくなっている現代において、グッズ製作は市場で求められている、あるいは今後求められるであろう版権を素早くキャッチした上で、日々急速に変化する人々の需要に目線を合わせた商品を企画・提供する必要があると感じています。

そんな中、ピクシブのいちユーザーとしてpixivFANBOXのサービスが開始された際に、私自身その理念とサービス内容にスタンディングオべーションしたこと、そして私の周りの創作活動を行なっている人の間でも賞賛の嵐だったことを思い出しました。

 

なぜこんなに話題になったのか。それはクリエイターにとって創作活動を続けること、活動に時間をかけることがネックとなっている現状のリアルな声を拾い上げてくれたサービスであり、求めていたサービスそのものだったからではないでしょうか。

 

ピクシブインターンをさせていただくことで、ユーザーにとって必要なものは何かを見極める技を鍛え、圧倒的成長を目指して応募を試みたのでした。

 

 

面接 

わざわざ面接の項目を用いたことには理由があって、ピクシブインターン面接がすごく印象に残っているのです。 

他企業の面談や面接ではサラッと流されていたような何気なく発した私の一言に対して「なぜそう思ったの?」と深く追及してくださり、面接自体は和やかな雰囲気でしたが、応募者に対して時間をかけて真摯に向き合ってくださった印象でした。

 

ちなみに、この日の私の日記には反省点がズラズラ並べられています。面接の段階でとても勉強になったので、応募を迷われてる方はぜひ応募するべきだと思います。本当に。
 
 

インターン内容

私は以下ビジネス職フロントコースに参加しました。

recruit.pixiv.net

フロントコースの課題を上記の公式サイトより引用します。

 

課題は、学生同士でチームを組み、IP(知的財産)とピクシブのサービス・技術を活用した新たなビジネスモデルを考えてもらいます。

 

具体的にはピクシブが提供する3DコンテンツVRoidにまつわる技術とピクシブが提供している既存サービスを組み合わせて企画を提案するというもの。

  

------------------ スケジュール -----------------

1日目 |自己紹介・ガイダンス・チーム分け

2-4日目|チームで課題について模索

5日目 |夕刻まで模索・発表

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 チーム編成は自由でしたが、最終的にフロントコース全メンバー9人のうち3人ずつの3つのグループに分かれました。

最終日発表直前までメンターさんや社員の方々からフィードバックをいただきつつ、チームで議論を重ねていきます。その際メンターさんが常にそばにいてくださり、疑問点があればすぐに快く対応してくださいます。

 

質問をするとその質問に対する回答をお答えくださったのち、間接的に関わる情報を提供してくださいました。1の疑問点から10も20も知見が広がり、想像していた案が点から面に広がった経験を何度もしました。

自分の知識不足を痛感すると共に、私たちの意見を尊重しつつもより良いサービスを生み出すために深く向き合ってくださったことに感謝する日々でした。

 

フィードバックをしてくださるメンターさん含めた社員の方々も、実際にそのサービスの開発に携わっておられる方です(!)。本当に本当に貴重な機会。

BOOTHpixivFACTORYを実際にユーザーとして活用し、何にも代えがたい体験をした身にとっては、開発に携わった方を目の前にし心の中で感動と感謝の気持ちでキャパオーバーしていました。)

 

そんな方々の講義やフィードバックを通してサービスの特徴をしっかり理解できたことで、最終的にサービスの持つ素晴らしさを活用した、新たなビジネスモデルを自分たちなりに考えることができたのではないかなと思います。

 

 

あまりにも得た情報が多いけれど、最終発表は10分と設定されているので、プレゼンスライドの語彙の選定や記載すべき情報には非常に迷いました。 

優秀なチームのメンバーの方々にそれはもう・・・それはもう・・・たくさん助けられながら(本当にありがとう涙)自分たちが提案したい内容、またその内容によってユーザーが体験してほしいストーリーは何なのかを吟味した上で、最終プレゼンに臨んだのでした。

人に物事を伝えるという奥深さと難しさも体験できます。

 

 

得たもの

・企画の難しさ

企画というと、やはり自分の基準であったら良いな、と感じるものが先行しがち。しかしそれをビジネスとして成立させるためにはデータを分析し現状・将来性を加味した総合的な判断が必要になるなと、改めて自分の考えの甘さを認識できました。自分の価値観に固執せず、「本当に人々が求めているものは何なのか」を貪欲に追及する姿勢が大切だなと感じました。

 

・自分と仕事との関わり合い方を見つめ直す機会

ピクシブインターンは「学生だからこれくらいのレベルの到達点でいいんじゃないか」という環境ではなく、学生自ら率先し尋ねると具体的なデータや情報を提供してくださり、より実務に近いと思われる体験をさせてもらえます。

したがって今回のインターンで自分と仕事の関わり合いについて考えさせられる素晴らしい時間でした。

5日間というと短い期間に聞こえ、自分と仕事を結びつける判断に至るのは早計だと思われるかもしれません。しかし、これはあくまで持論ですが、個々人の性格の根本はそう簡単に変わることはないと思ってます。(諦めの意ではないことは言っておきます。経験から改善し続ける努力はすべきだと思ってます。あとあくまで本当に私個人の持論です。2回目。)

自分の働いている姿を一足先に覗き見することで、より自分に合った進路選択の精度を高める。「インターンに参加する」ということの意義を、実務に近い環境を提供してくださるピクシブでは味わうことができます。本当に感謝しかないです。

 

その他たくさん記載したい内容があるのですが、

(懇親会の時間人事の方とゆっくりお話できたこととか、ピクシブからプレゼンテンプレで提示された使用色コードの美しさとか、今までオフィスの環境について正直軽視していたが、気持ちや効率の面で非常に重要な役割を担っているのではと考えさせられたこととk) 

趣旨と反する気がするのでここまでにします。とても学ぶことが多かったということはお察し願えるかと思います。ぜひ自分の足で、目で、確かめてほしいと思います。

 

最後に

ピクシブインターンの参加を迷われている方、ぜひ応募することをおすすめします。

今まで何社かインターン参加しましたが、ここまで社員の方が学生に向き合ってくださる経験は稀有な例だと思います。

ピクシブでのインターンは必ず自分の財産になります。終了後はエントリーボタンをクリックした過去の自分を褒めてあげたくなります。

 

最終日に開発者の方のユーザーへの想いを聞く機会があり、ひっそりと思わず目頭が熱くなった場面がありました。心から「創作活動がもっと楽しくなる場をつくる」という理念のもと日々業務をなさってる社員の方々に敬意を表すと共に、自分も微力ながらみなさまのような存在になれたらいいなと思うのでした。

貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。

 

それから参加メンバーの方々、5日間ありがとう!みなさんの言葉や行動一つ一つからも本当に多くのことを学ばせていただきました。懇親会、楽しかったですね。季節の変わり目ですので、どうか体調崩されませんように。